クラフト メルクリンとミニチュア模型制作の専門店

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〜会場内〜
会場内に入ったのは12時30分ごろ、昨年とほぼ同時間、ホール7Aへと向かう。サンルーフからは日光が降り注ぎ、去年よりも明るい印象。会場全体は専門領域によって区分されている。公式ガイドによると、車両部門、部品部門、コンピュータ制御部門、ジオラマ部門、ジオラマ用の人形部門、機関車部門、専門雑誌部門である。しかし、すごい人。道行く人々のほとんどはヨーロッパ人であるが、いかにも営業マン然とした人たちが多い。大手メーカのブースには商談用コーナーがあり、テーブルが多く置かれているが、本日はどこも満員御礼、空席はない。各会場の中庭でも、これから商談に臨むビジネスマンが資料に目を通していたり、携帯で本社と連絡していたりする。その中で日本人の姿も目に付いた。多くはスーツなど着ていないので、日本のショップツアー客かな...とも思う。こちらも、おそらく日本人と割れているのだろうが、今年はネームプレートが「Deutschland」になっているため、実際どこから来ているのかは分からない。
〜NOCHブースにて〜
OCHは今年も盛りだくさんの製品を展示していました。高い壁を張り巡らしたメーカーも多い中、開放感あるブースはまず最初に目に付いた。この大胆さはいったい何だろうって感じ。今年はクラフトの担当者が終日ふさがっており、別の男性スタッフが対応してくれた。彼は日本人とドイツ人とのハーフでアメリカで生まれ育ち、日本語は全く話せないという。ドイツ語も「まあ、ぼちぼちだね」と彼。それは結構。こちらも日本人の顔をしてるし、ドイツ語もぼちぼち。外国人同士の方が何でも気兼ねなく話せてよい。彼は言葉のハンディを補って余りあるほどに朗らかで、気さくな人。で、すぐに意気投合...
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残念ながらZスケール関連の新製品はなかったが汎用のグリーン系マテルアルが追加されていた。今年の新作は一連の硬質ラバーフォームで作られた、HOスケール中心の橋や塔。そして、それらを前面に押し出した「NOCH Diorama 2004」だった。このジオラマに使われている高架橋(Viadukt)は2003年発表のヒット商品に続くもので、今回はこの高架橋を大胆に使い、アールベルク峠(オーストリアのチロルとフォアアールベルクを結ぶ峠、標高1802m)の山道を再現していた。NOCH製品がすばらしいのは、ユーザーがすぐに楽しめる気配りがされていること。ユーザーは個々の定められた空間をいかに利用するかという想像力をかき立てる事ができる...また各パーツは作りの精巧さ、扱いやすさ、価格の3つのクラスに区分されている。高度な技術が必要だが本物志向から価格も手ごろで扱いやすいビギナー対象とニーズに細かく対応している。さらにカリスマ(?)制作者による指導書、水辺づくり、風景づくりのためのキットなど、初心者に優しいNOCHの気配りが製品の随所に見られた。メーカーのお家芸披露、それが生み出す「対メーカー意識→秘密主義→閉鎖的」というブースが多い中、NOCHの展示会場が無防備と思えるほどオープンでいられるのは彼らが、あくまでもお客様本位に徹しているからと痛感した。例えばレイアウトボード。これをご自分で制作すると部屋は汚れレール勾配設計も難しく...むしろその労力をほかの部分に注ぐ事が出来る、料理で言えば「調理次第で味が変わる」のと同じですね。
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