クラフト メルクリンとミニチュア模型制作の専門店

〈Wendt & Kuhnの天使〉
1915年創業のWendt&Kuhnは天使の人形、オルゴールなどの老舗。1937年のパリ博覧会に出展以来、その名を世界に知られるようになりました。とくに、丸々とした天使が手に手に異なる楽器を持つ「天子の楽隊」は発売当時から全く変わらぬ仕様で、ザイフェンのおもちゃ博物館に寄贈されているものと全く同じ天使がお店のショーケースでも見られました。この天使たち、緑の羽に11個の白い水玉模様がチャームポイントですが、これもWendt&Kuhnがはじめたものだそうです。とにかくその作品群を直営店のガラスケースにはりついて撮影した写真でじっくりごらんあれ。この人形のしぐさと愛らしい表情は、どんな人の心もとりこにしてしまいます。しかし、ここの天使はお高いのです。一体10センチに満たない天使がなんと20オイロ(ユーロ)もする。従って、ギター弾きの天使をオーケストラにするには300オイロ以上かかってしまう。でも、ドイツ人はこの楽隊を一気に買うことはしないようです。毎年、クリスマスの時期にプレゼントしてもらったり、機会あるごとに一体ずつ買い足していったりして、一つ一つ異なる思い出からなる自分だけのオーケストラを作り上げていく。いつまでもモデルが変わらないからこそできる楽しみ方ですね。
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