軌道エレベーターシステム(オーダーメイド品)

小さな限られたスペースでレール配置を検討すると、往復運転を除き、多くのケースで「ここでターンさせたいが、オーバルを組むスペースがない」といった制約にぶつかり、どうしてもワンパターンなレール配置に片寄ってしまいます。本システムは、それらの問題を解消するとともに、従来にない斬新な視覚効果をお楽しみいただけます。「動力車の単機走行にこそ限定」されますが、Zやナローゲージでは有効にご活用いただけます。 システムの選択スイッチで設定可能な動作パターンは、下図の4ケース。切断されたレール区間が上下に移動するエレベーターが本システムの要になっています。オーバル(円形)を組めないレイアウトで、地上の車両を地下部分に落とし、再び地上に戻すといった動きを実現させました。エレベーターは「ケース1・2」では両側に設置、「ケース3・4」では片側のみに配置しています。後者は地下でループさせて地上に戻す動きになります。さらに「ケース2・4」では地下で車両が入れ替わる演出も可能です。

エレベ-タ-のメカ部分は、金属加工パーツで構成するのが理想ですがコストが高騰するため、アクリル加工パーツを使用。使用する車両の長さに応じてエレベーターステージサイズを確定する、オーダーメイドで制作いたします。下左写真は、エレベーターステージサイズ、50mm長で、トンネルポータル後方のメカ部は約60mmで完結。一連の動きはスタート・ストップスイッチと、制御基板に入力させたお手持ちのコントローラーでスピード調整するだけのフルオートです。

■ケース2のバラック動画(6.5mmHOナロー)

■ケース2のレイアウト組込作品例

この作品は、本システム「ケース2」をレイアウトに導入したHOナロー(6.5mmゲージ)の習作です。左右約60mm幅の柱の中にエレベーターを内蔵し、地下部分で車両3台(3台目の車両はジョークです)を交互に入れ替えさせています。「車両はどこへ消えたのか、なぜ違う車両が出てくるのか。。。」風変わりなオブジェ風レイアウトに仕上げてみました。地下に島式ヤードを設置しているため、奥行は115mmありますが、「ケース1」の車両入れ替え無しでは、奥行50mmの超薄型レイアウトが可能です。

本システムは、お客様とのご相談によってエレベーターステージサイズを確定、また本線とエレベータ部分の軌道セッティング、センサーやフィーダー取り出しに技術的なノウハウが必要なため、オーダーメイド制作に限定してお承りいたします。

本システムを使用した「額装壁掛け式レイアウト」など、各ゲージ特注レイアウト制作もお承りいたします。

〈6.5または9.0mmゲージ対応・軌道エレベーターシステム〉
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