珍・修理の巻
メンテナンスご依頼で、メルクリンZ・8821が入庫しました。
届いて箱を開けると。。。ん?
実は以前、メンテナンス中に窓が外れたことに気づかず、そのままお客様にお戻ししてしまった失敗がありました。
それ以降、かなり慎重に、そ~っと開封するようにしています。
今回は、箱の中で外れて落ちていないか何度も確認しましたがありません。お客様に確認したところ、中古で入手したばかりだったので気がつかなかったとのこと。。。

車両はオーバーホールで抜群の走りになったのに、これでお戻しすることにどうしても納得がいきません。
山のようなジャンクストックも探しましたが、さすがに同型車両がなく、さりとてメルクリンのパーツ供給は原則、ボディアッセンブリで高額、おまけに在庫もなし。
そこで、お客様のご了解のもと、私なりの補修を行なうことにしました。
元来、この窓パーツはプラの一体物で凸の窓サン部分がシルバーでペイントされているのでが、さすがに同じ方法で複製を作るのは大変です。
今回は、窓ワクとガラスの2ピースで作ることにしました。
窓ワクは0.45mm厚の硬質紙を素材に、寸法は微妙な角Rを合わせて、1/10ピッチで数種類のデータを作ってレーザーカット。自然にフィッティングするものを選択しました。

これを調色したシルバーで塗装。紙でも塗装すると表面がコーティングされプラスチックにしか見えなくなります。窓ガラスは0.1mm厚のクリアシートをカット。鼻息で飛びそうなので3組用意しました。

接着は裏側からフチにそって、車体に悪影響を与えないエマルジョン系ボンドをニードルを使い、少量塗って完了。
純正然、肉眼ではほとんどわからなくなりました。

これで2~3日様子を見て、変型や変色の問題がなければお客様のお手元にお戻しします。
車両は古くなればなるほど、劣化による微妙な変形が手伝い、パーツが脱落しやすくなります。皆様もどうかご注意下さい。
Zゲージトラムのカスタマイズ
弊社のペーパーキット、Zゲージトラム。
専用動力は「WB12-6.5H」で、安定した低速走行をお楽しみいただけます。このトラムにはオプションの「照明ユニット」を搭載することで、前照灯を点灯させることができます。
室内照明はキャビンにスペースがまったくないため、基本的には搭載不能なのですが、今回は、お客様からの強いご希望でチャレンジすることになりました。ローラーテストスタンドに乗せてパチリ。
前照灯は、進行方向によって切換わります。前後の薄い曲面妻板にLEDをマウントしているのが特徴で、裏側からは光が漏れないように遮光しています。(キットの説明書にはこれらの詳細を写真入りで解説しています)
今回、カスタマイズした室内照明は、もちろん前後どちらの方向でも点灯します。内部のモーターをかわすようにして左右に1灯ずつLEDを仕込みました。
チップLEDの色は、前照灯と室内で色変えしたいところですが、電球色または白をチョイス(クリア塗料で色調整)した場合、いずれもLEDの定格上、点灯開始電圧が高い(=スピードを上げないと点灯しはじめない)ため、3V手前から点灯開始する黄色で統一しました。
影絵のように人のシルエットが写るようにしたら、さらに面白くなりそうです。。。
いろいろな無理難題は、プチ(笑)歓迎です。どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。
初春の珍客
模型ネタではありませんが。。。
すこしずつ暖かくなってきた箱根、待ちに待った季節はすぐそこまで来ています。
膨らみかけた新緑の芽、鳥の嬉しそうな鳴き声にウキウキしてきます。
そんな中、突然の珍客がきました。
すこしずつズームします。
何かいるぞっ! さらにズームっ!
なんじゃーっっ!!
大きな♂キジじゃありませんか。
背中をこちらにむけて、しばらくたたずんでいましたが。。。
のそっのそっと歩きはじめ、茂みの中に入っていきました。。。
さて、先日HPトップに「箱根全山」のバナーリンクを配置しました。
箱根の定番観光情報はもちろん、桜の開花情報など盛り沢山のサイトです。ぜひご覧になって下さい。
同時にはじめたクラフトのツイッターでは、ここ、仙石原の実況お天気や、ショートメッセージなどを発信していきたいと思っています。
模型のほうも新企画、始めています、追ってご紹介してまいります!
ギミックに昂る !
前回のブログで触れた、観音式安全扉。。。
動画をアップロードしました。こちらからご覧下さい。
後半はパトランプ2つを連動させています。それぞれのパトランプの回転スピードを少しずらすことで、より実感的に見えるようにしています。(動画のコマが荒いためカクカクした動きに見えますが実際はスムーズです)

↑ こちらの片扉式に加え、安全扉は2種類のラインナップになりました。ゲージ問わず、扉のデザインもお好みに応じて、レイアウト組み込み用としてオーダーメイド制作いたします。
続いての新作はこちらです。
電動開閉式・シャッターです。試作は、6.5mmHOナローを意識した機関庫を作り、新作のシャッターをセットしたものです。
基本はシャッター部分ですので、トンネルの入口や自動車のガレージなど、いろいろなところにセットできます。(但し建物ごと特注制作になります)
試作に6.5mmレールを敷いたので、メルクリンZゲージ、タンク機関車をレールに乗せてみました。機関庫をコンパクトに作ったのが幸いして、サイズ的にはさほど違和感がありません。あとは機関庫のサイズやデザインですね。。。

肝心のシャッターの動きは、こちらから動画をご覧下さい。車両はBUSCHのトロッコを使用しています。
シャッターは開きと閉じで微妙にスピードを変化させ、ガラガラ音が聞こえてくるような動きを目指しました。(バージョンアップで音源を動きに合わせて再生させることも可能ではありますが。。。)
内部は覗いても仕掛けがほとんど見えないようになっています。ご紹介のこれら一連のギミックは専用インターフェースで自動開閉~車両の停発車が可能になります。
また、FALLERカーシステムでは、ガレージ前で自動車が停止~シャッターが開いて自動格納~そしてシャッターが閉まるといった夢のような演出も可能です。
目下、車両がしっかり通過できるハネ橋を設計中です。。。
動きもの(ギミック)の導入は手間に加えてコストも多少かかりますが、レイアウトに大きな楽しさと夢を与えてくれます。
動かしたいものリクエスト(笑)があれば、お気軽にお問合せ下さい!
VT11.5 メンテナンス
先日、欧州型で「ICE」同様、人気が高い「VT11.5(TEE)」のメンテナンスご依頼をいただきました。
モダンなスタイルもさることながら、今から55年も前にディーゼルエンジンとしては驚愕の140km/hを記録したことでも注目を浴びた列車です。
メルクリン製はあまりにも有名ですが、今回ご依頼いただいたのは、TRIX製HO・22100(4編成セット)。
この編成の特徴は、実機さながら前後の車両に個別にモーターが内蔵された2動力駆動式、編成全体で各々の信号を通電(カスケード)させているため、連結部の通電コネクタは大きなウィークポイントになっています。
通電コネクタはロック式で、カプラを兼ねており、コネクタピンは金メッキが施されています。ピンは約0.45φと細く、上下各5ピンの計10ピン構成。連結させる際に曲げたり折ったりすると致命傷になります。必ずストレートで、目視しながら、そ~っと。。。が鉄則です。
これがピン側です。
続いて、こちらは受け側です。
中間車を除き、動力同士を連結させると正常走行を確認できました。ピンの折れ等の外傷はないものの、トラブルは中間車が原因であることはあきらかでした。
1ピンずつすべてのピン間の通電チェック を行なったところ、写真の赤丸「緑線」の接点部分が腐食していました。何事もそうですが、原因が発見できると、ひとまずホッとします。。。
さらに分解して接点を研磨してパーツ交換をすることなくメンテナンスは完了しました。
弊社の直流2線式の走行テストは、ローラーテストスタンド(写真は6.5mmゲージ用)と、実走行用のエンドレスレールに「自動逆転器」を接続して行なっています。
一般的に「自動逆転器」はレイアウト上で往復運転させるためにセンサーを用いて逆転させますが、これはテスト専用設計のため、設定した走行時間のタイミングで自動逆転させる仕様になっています。
これらを使って、低速から高速まで段階的に前後走行を一定時間させることでメンテナンス後のコンディション確認をしています。
さて、今日のおしまいに近日公開の予告です。。。
すでに動画公開済の「電動開閉・安全扉」の第二段、「観音式扉」の試作が出来上がりました。
幅が大きくなりますが、扉が二枚になった分、やはり動きは面白いです。試作はシャレで作業員の旗が微妙に動きます(笑)
実はこのアイテム、その後「車両走行のフルオート仕様」に対応するインターフェースを開発済です。
システムを組み込んだレイアウトに、車両を走行させると「扉手前で車両が自動停止→パトランプ点灯とともに扉が自動オープン→車両通過後に扉が自動クローズ」といった具合です。
近日、動画でご紹介いたします!
大雪っ!
昨夜から降り始めた雪。
軽く積もった雪に写る光と影を、模型に重ねながら就寝。。。

一夜あけ、窓を開けてびっくり。都会育ちの犬も呆然としております(笑)

予報以上の30cm近い積雪に、地面全体が盛り上がったような錯角をおぼえます。


犬と二人?で、せっせと雪かきと圧雪をして近くのスーパーまで。



細い道まで、くまなく除雪車が入ってくれるおかげで助かります。
雪を見ながらクイっと一杯、そして露天風呂なんて最高でしょうね、うらやましい限りです。
メリハリある季節感、これも箱根の人気のひとつなのだと感じました。。。
横沢ローラさん
「横沢ローラ」さんはとってもキュートなシンガーソングライター。
こちらのCMで流れる「ドッドッドリランド~」などなど。。。
ローラさんのプロフィールは、こちらのオフィシャルサイトをご覧下さい。
昨年の秋、ローラさん初のファーストミニアルバム「シロツメクサとカエル」のリリースにあたり、ジャケットの加工についてご相談をいただきました。こちらが仕上がったアルバムです。

リボンがついたお洒落なラッピングもさることながら、開けてみるとジャケットにはカットラインや折り目がいっぱいです。

実はこれを組み立てると、ローラさんの世界観が広がる立体アパートが完成するという、奇想天外なコンセプト。
驚いたのは、ジャケットのイラストやデザイン、組み立て説明書~ラッピングまで、すべてがローラさんのオリジナルということ。さらに印刷やレーザー加工向けの基本データまでをご自身で制作、これってなかなかできることではありません。
まさにシンガーソングライターを越えた、マルチアーティストです!
クラフトでは各々のデータ調整と印刷~レーザー加工を担当させていただきました。一般的に印刷(デザイン)された対象物へのレーザー加工は、位置がズレやすく敬遠されがちですが、デザインと加工データの共有、そして「しっかりした治具(じぐ)」を作ることで対処可能になります。
ジャカジャーン!! これが完成した立体アパートメントです。窓の抜きやテーブル、イラストのタッチにも独特の味があります。

両面のイラストは、組み立てに必要なカットラインや折り目を想定して描かれています。その道のプロでも頭がこんがらかってきそうです。
オリジナルイラストのCD板は、回転させることで、昼と夜を楽しめるようになっているんです。これはなかなか思いつけるアイデアではありません、とてもお洒落です!


ローラさんの歌声に合わせた「組み立て動画」がこちらからご覧いただけます。
まるで音楽は詳しくない私ですが、昨年からアトリエにはローラさんの透き通ったここちよい歌声がいつも響いています。
かわいい立体アパートは、アトリエの一角でお正月の華を添えてくれました。

そんなマルチシンガーソングライター、横沢ローラさんからクラフトのお客様向けに、ファーストミニアルバム「シロツメクサとカエル」サイン入りを1枚プレゼントいただきました。ローラさんありがとうございます!

こちらを1名様にプレゼントいたします。ご希望の方はメールでクラフトあてご応募下さい。締切りは1月31日、抽選の上お送りいたします。ふるってご応募ください!
目下、ローラさんはセカンドアルバムのデザインをプランニング中。
次はどんな立体が飛び出すか。。。今からとっても楽しみです!
謹賀新年
今日は箱根駅伝でした。
折り返し地点の元箱根と仙石原は少し離れているのですが、近隣の宿には取材ロケ隊や某大学も宿泊していて、夕方にはトレーニングしている選手も。。。
箱根全体が活気に溢れる、恒例の年明けなんですね。
私もじっとしていられず外に飛び出しました。
桃源台経由で芦ノ湖スカイラインへ。レストハウスの山頂から芦ノ湖の眺望です。

ここからは伊豆半島や駿河湾、富士山まで、素晴らしい景色が一望できます。

レストハウスの向う側にはヘリポートがあって空からの観光も楽しめます。

箱根峠をぬけると箱根神社は目前。。。ですが、覚悟していた通り駅伝で、大々渋滞。
噂には聞いていましたがクルマのナンバーは日本全国、路肩は歩く人で溢れかえっていました。箱根駅伝の人気を肌で感じました。
これが有名な箱根神社の大鳥居です。
車両改良の巻
お客様からモデルワーゲンさんの「歌登のマイクロレールバス2」の改良ご依頼をいただきました。完成車両とあって、とてもしっかりした素晴らしい作りです。

ご依頼内容は照明搭載と、スペア動力としてクラフト動力をひとつお持ちになりたいとのこと。。。
まずは動力部から。
はたしてクラフト動力が車体に無加工で、コンパチ対応できるのかどうか。。。現品確認したところ問題なさそうでした。こちらがオリジナル動力、とても綺麗な作りです。

オリジナルのホイルベースに合わせて選択したのは弊社動力ユニットキットの「WB16-9.0A」。但し、このままではボディに付けられないので、写真の左下の専用のベース枠(ダミー軸受け付)を制作して動力ユニットと合体させることにしました。

オリジナルに対して、車輪径が小さくなったことで少し車高が低くなります。動力単体自重は、オリジナル約32.9gに対してクラフト動力約5.8g、ずっしりしたオリジナルの重量感こそなくなりますが、秒針並みの低速性能はしっかり保持しています。

これは意識していなかったのですが、動力が低床になったため、室内が見通せるようになりました。フィギュアの搭載もできそうです。
前照灯にはエッジのきいた金属リングが、尾灯には赤いプラレンズが、それぞれ別パーツではめ込まれていました。前者は中心に穴を開け、裏側からLEDをマウントし表側にクリア樹脂を肉盛して仕上げます。後者はプラレンズを取り外し、LEDそのものを削って入れ替えることに。オリジナルを汚さぬよう、純正然とした仕上げをめざして慎重に作業を行ないました。
付け終わった写真です。室内から光モレがないように車体裏側はしっかり養生(マスク)しています。一見、施工したかどうかはわかりません。


めでたく点灯です(綺麗な写真じゃなくてすみません!)もちろんLEDの定格以上の電圧がかかっても切れず、逆転時にも点灯する回路を組んでいます。

一連の作業が終わったあとで、ふと思い立ち銀座軽便さんの「スーパーキャパシタ」を入れることにしました。室内で目立たないようにリード線を本体に接続した状態でマットブラックアウト。

スーパーキャパシタは、クラフト動力の上限電圧とほぼ同じであるため安心して使え、集電切れや照明のチラつき防止に高い効果があります。さらに減速停止する楽しい操作感もたまりません。
キャパシタを天井に取付けて今回のミッションは完了しました。

今回のような改良ご依頼はお客様とのご相談の上、様々に対応しております。お気軽にお問合せ下さい!
(後書き)
モデルワーゲンさんがある安曇野に負けず? こちら箱根仙石原も12月9日に初雪があり、3cmほど積もりました。写真は雨になって雪解け後のものです。

銀座軽便さんも新潟でしたし、模型好きはとくに寒い場所にいく傾向があるのでしょうか。。。
ふと、そんなことを感じた今宵でした。
このブログを書いている途中、換気のため掃き出しを開けると、すぐそこで猪がジャンプしているのが見えました(笑)
深まる秋
今週は一気に冷え込むようです。
インターネットのピンポイント予報では、東京都心とこちら仙石原の寒暖差は、昼夜3~6度程度で予報されていますが、私の日々の観測では夜間、最大で11度もの差がありました。今週は記録更新なるか…(ブルブルッ!)
今日の仙石原はこの秋、最後の暖かさになるんじゃないかと思うほど穏やかな気候でした。
アトリエ前の森のアーチにも紅葉が目立つようになりました。

日中の暖かい時間に仙石原高原に散歩してきました。徒歩でも行けますが時短のためにクルマで移動。信号がないためクルマでは1分30秒程度。
こんなご近所に観光スポットがあることに、まだピンときません。久しぶりのプチ外出にウチの番犬も大喜びです。
この色が深まるにつれ、夕暮れ時には、いっそう美しさが際立つのです。

高原の中心の交差点は週末になるといつも賑わいます。町の駐車場は無料、そこから歩いて高原を散策するのが定番の観光です。混雑しているものの駐車場が広い上、数カ所あるので駐車待ちになることはほとんどないようです。

実際は写真よりずっと綺麗です。寒くなりますが、たぶん今月一杯はススキを楽しめると思います。
東名東京から御殿場インター経由で約1時間ほど、秋深まる箱根に是非遊びにいらして下さい。
もうひとつ、模型ネタではないお話を。
この洒落たパッケージ、いったい何?

裏側は違うデザインになっています。しばらくは捨てられないです(笑)
決して海外かぶれな自分ではありませんが、フィンランド製です。
たかがポスト、されどポスト…
ポストとポールそれぞれにカラーバリエーションがあって自由に組み合わせできる素敵なデザインコンセプト、そしてシンプルながら北欧の厳しい気候に耐えうる高機能。待ちに待った待望のポスト&ポールが一昨日届いたのです。
ザクザクとケンスコで穴を掘り、工事の下準備。ポールは地中にしっかりとコンクリート埋設します。
1/1スケール、私の模型(?)作りはコツコツと進んでいます。
















































