2012年11月16日

クラフトコレクション Vol.3

 

先のブログでご紹介したクラフトコレクション「Vol.1、2」に続き、「Vol.3」の試作が完成しました。


直径約460mmの大きなリースにリング状の軌道を埋め込みました。


ベースのリースは大手メーカー品で、木の実や皮等を染色した自然の素材がびっしりついたハイグレードなものを使用。厚みは約120mm近くあります。

裏話になりますが、このリースを見つけるのにとても苦労しました。10月頃からあちこち探し回っても、サイズとイメージがピッタリくるものが見つからず、目黒区鷹番の生花店「花善」さんに問屋回りをお願いしてようやくこれに巡り会うことができました。(花善さん、ありがとうございました!)

11月初めには今シーズン分はすでにメーカー完売していたものの、何とか3つ(試作と同じ赤が2点、パープル1点)を確保することができました。したがってこの作品は、3点の限定制作になります。

車輌はクラフトコレクションの定番、BUSCH社のトロッコを使用。標準ボディを取り外し、専用に制作したソリ(トナカイ&サンタレディー付)のボディに無加工で入換えられるようになっています。軌間6.5mm、垂直状態で走り、多少の振動で脱線や落下することなく、ムーンサルトな走り? をお楽しみいただけます。(無論、普通の鉄道模型のように脱着可能)


扉につけると一見、普通のリースに見えますが、下側に垂れ下がったスイッチを引くと、ソリが走りはじめます。このスイッチは一般的に「プルスイッチ」と呼ばれ、昔から蛍光灯などに多く使われているものですが、模型分野で使われるのは恐らく初めてかと思います。

電源は単三アルカリ乾電池2本、寿命を延ばすために2組を並列に組み合わせています。(BUSCH本来の標準電源は単三電池2本のみです)


動画はこちらからご覧下さい。

クラフトコレクションは、間もなく「Vol.1~3」の詳細をご覧いただる専用ページをもってご予約を受付開始いたします。

次作の「Vol.4」は、今まで私たちが培ってきた多くのギミックを使った奇想天外の集大成版になります。

どうぞお楽しみに。