2013年1月8日

謹賀新年

 

新年おめでとうございます。

箱根にきて2年目の新年を迎えます。そして、今年は「法人設立20周年」にあたります。

フリーになってから足掛け23年、年月の経過は早く、私もついに50歳目前になりました。限りある人生の中で自分はいったいどれほどのことが出来るんだろう…それをずっと考え続けてきました。

とはいえ、会社はようやく成人。まだ若くてピチピチであります。

トップページにも掲載しましたが、今年「ガーデンレイルウェイ・カフェ」をオープンすることになりました。

この計画の実現こそが、私が箱根に移転してきた最大の理由です。

海外の庭園鉄道に比べるとコンパクトですが、左側の敷地は手前から奥まで見通しで約36m。オープン後も継続して拡充工事を行ない、最終的には後方に岩石で大山を作り、滝を落とし、山頂にはラジコンのヘリポートを配備する予定です。植栽されたガーデンの中を、Gゲージを疾走させます。(写真は1月3日の降雪時のもの、まだ更地状態です)

滝から流れ落ちる池にはイノシシ除けに、ピラニアを放そうと考えたのですが、人が噛まれたらどうするんじゃ! という声と、屋外の水温管理が難しいという点で、あえなく没に。冗談のようですが、ここではイノシシ対策は重要なのです。

肝心の機関車の操作環境は当面アナログ式で、レールは全線LGB。カーブは最小R3と、もっとも大きいR5を使用。晴れた日はウッドデッキでお茶や軽食をお楽しみいただけるほか、車輌を追いかけて操作したり、自由に撮影ができるように独自の無線式(合法)を採用します。このほか車輌お持ち込み専用セクションもご用意。さらに箱根では珍しいペット同伴OKの施設になります。

年明けから土木工事が本格的に始まり、岩石や盛土やが次々と運び込まれてきています。

こちらが1/24のイメージ模型の一角。ティンバーは制作途中でメゲてしまいました。まだ実物を作るほうが楽、小さなものを作るほうが神経を使うということが、あらためてよくわかりました。

また、初めての試みとして、スケールバランスは若干異なりますが、Gゲージの中でひとつのギミックとして、Zゲージを屋外走行させます。ビジュアルとしてはきっと楽しいはずです。

「箱根の冬は寒い!」多くの方がそういうイメージをお持ちだと思います。地元の方から、箱根は3年いればわかるよと言われていますが、私がこの1年半居住してわかったのは、よほどの寒波が入らない限り、東京の極寒時の防寒レベルで十分だということです。

それよりも、降雪時のラッセル車運転は狂喜乱舞、但しこの時期でも頻繁には降雪がないので、タイミングに合わせて動画配信していくことも検討中です。

冬、屋内の小さなカフェ(模型や小物販売もいたします)では、暖かい薪ストーブがお迎えします。こちらは先にアトリエに設置したストーブ。

贅沢品とも揶揄される薪ストーブですが、決してそんなことはありません。昨シーズンは石油ストーブ数台で暖をとり、全室を暖めるのに1日18リットルもの灯油を消費していました。今ではこの薪ストーブ1台の恩恵を受け、約2週間で18リットルと激減。はじめは半信半疑でしたが、それほどに「驚愕の暖かさな」のです。

建物の立地環境と薪の入手さえクリアできれば、これほど効率的で心温まる暖房設備はありません。室内のキャンプファイヤーそのものです。

カマが十分に温まって一度、上昇気流を作れれば、扉を全開にしても室内に煙が舞うことはありません。「まさに扉がない暖炉状態」で、強烈な熱波が放出され、まるで掃除機のように気流がゴーゴー音を立てて煙突に吸い込まれます。

冬期、ここでは「薪ストーブのショールーム」としても、お客様をお迎えします。

寒い冬の後は、いよいよ待望の春。

ここは、ちょうど湖尻に抜けるサイクリングコースの入り口にあたります。悪路もありますのでオフロードタイプ限定になりますが、鳥たちの声が響きわたる自然の中でのサイクリングは特におすすめです。

このほかにも「ガーデンレイルウェイ・カフェ」は趣向盛りだくさんで計画進行中です。最新情報は随時、ツイッターまたブログでご紹介してまいります。

皆様の笑顔を、今から楽しみにしております!

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。