2010年9月11日

動力ユニットについて【お知らせ】

 

弊社動力ユニットWB12-6.5および9.0に関するマイナーチェンジのお知らせです。

本年春頃、本動力ユニットに使用しているモーターが、予告なくメーカー(海外)の諸事情により生産できない状況になりました。すでに在庫分モーターは完売、現在新モーターの生産待ちになっています。

この問題が発生した時点で海外メーカーとの調整に奔走しておりましたが、性能・品質上の問題が解決できなかったため、満を持して国内大手メーカーに新規特注品として生産依頼を行なうことになりました。

新モーターの生産完了は本年11月末~12月上旬を予定しており、それまで動力ユニットはバックオーダーでお承りさせていただくことになります。大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきます様、お願い申し上げます。

新モーターは、従来サイズのままで耐電圧を従来のDC4.0Vから約6.0V(推奨値)に大幅にアップ、一般のパワーパックで、ダイヤル上限(電圧)をほとんど気にせずご使用いただけます。過酷なテストでもモータートラブルは皆無でした。また、シャフト長も変更しギアとの相性を高めています。

同時に動力ユニットのギア周辺のマイナーチェンジ(1/100レベルの微調整)も実施し、体感値で従来比の10~15%程度、低速走行の安定性を高めています。

モーターの話に戻りますが、このモーターはサイズから一般的に「0608」モーターと称され、同形状品は市場に多数出回っていますが、磁気吸引力で発生する「コギング」が強いものがほとんどで、弊社動力ユニットに使用しているモーターとはまったく異なるものです。(下記写真)

IMGP9604
低速がきかない動力ユニットを作ることは容易なことですが、スケールスピードを重視した場合、まずモーターの「コギング」を解消させなければなりません。

「コギング」が強いモーターはギアでいくら減速させてもラビットスタートに陥り、逆に低減方向にふっていくと、高回転型で中間トルクが弱くなり、携帯電話のバイブモーターに近いものになってしまいます。

弊社モーターは、このサイズとしては限界の鉄道模型向け高性能モーターと自負いたします。今回のマイナーチェンジに合わせ、リーズナブルな価格で分売を開始いたします。寸法は下記の通りです。ご参考下さい。

motor
個人・メーカー様問わずご利用いただければ幸いです。価格等は確定次第、サイト上でご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします!