2011年5月21日

猛烈な近況

 

6月11日放送の「鉄道模型ちゃんねる・スペシャル2」の制作締切二日前です。

まだまだと言えばそれまで。まだ二日あると思えば少し気が楽になったり。。。とにかく精一杯やるのみです。時にはどんな風に撮れているのか確認しながら。。。対象物がとにかく小さいのでカメラワークにも苦労が多いようです。


塗装は模型だからといって防塵マスクなしで甘く見ると、すぐに胸が痛くなります。ウィンクしてる場合じゃないっすね(笑)

完成後は呉尾さん、畑中さん、それぞれの作品を一ケ所に集めて収録、その後、オンエア直前に本編を見ながら、スタジオで副音声収録、これで今回のミッションはすべて完了になります。今回のナレーションも楽しみです。。。

副音声はシーンに合わせて、我々制作者がいろいろな裏話を語るのですが、前回のスペシャルではかなり好評だったようです。今から話すことを考えたりしています。

さて、今回の作業で重宝しているもの数点をご紹介します。はじめはプロクソンの円盤ノコ。


玩具っぽいですが、小さなパーツを卓上でサクサク切れる大変便利なツールです。いろいろあるツールの中でも、今回、これが一番の稼働率でした。


歯はこんな感じです。小さいですが、一歩間違えると大怪我する威力があります。ガイドなしで使っていますが皆さんは決して真似をしないで下さいね(汗)

次はアルテコ・速乾アクリア(接着剤)。


ペーパーストラクチャ-の組み立てには必須です。先端が細くピンポイントで狙え、微妙な抽出量のコントロール性にも優れています。特にシャープなエッジを意識した我々のペーパーストラクチャーはコグチ面で合わせるのが特徴で、これがないと絶対に作れません。硬化スピードなども考え抜かれた最強の接着剤です。使用シーンは番組でも紹介されると思います。


ベタほめですが、ネックは量が少ないこと。2倍量のロングサイズがほしいです。今回は2本目がそろそろなくなります。アルテコさん、業務用として是非お願いします!

次はこちら。

モーリンの「道路作製セット」と「水面作製素材セット」。同社のオリジナル素材に、リキテックスのメディウムなどがワンパッケージされたもので、バラ買いする手間がありません。実践でテストして吟味された感があり、何よりも安心して使えるのがグッドです。今回、路線回りのバラストにもモーリン製品を使っています。

最後はこちら。


山積みになった空箱です。誰が作っても同じに見えると言われがちな「街コレ」「ジオコレ」シリーズですが、密集した熱海を再現するために使用しました。レイアウトのベースに変化を加えることでオリジナリティが出てきます。詳しくは番組で!

今回の「鉄道模型ちゃんねる・スペシャル2」のレイアウト制作が、現在の場所での最後の大きな仕事になります。

残された、あと二日を大切にがんばります!